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母系でのみ受け継がれるミトコンドリアDNAを解読し、 幾千の世代、幾万の生命を遡ると、 誰もが太古の昔に生きた自分の祖先に出会うことができる。
私たちが互いに密接につながっていることをミトコンドリアDNAが証明しました。全人類は互いに関係のある家族なのです。そのことが頭にあれば、どこの土地に行っても人を敵対視したり異種と見ることはなくなるでしょう。DNAは人類の存在にとって最も基本的なものであり、みんながそれを平等に持っているのです。富も権力も肩書きも関係していないのです。実際、私も日本にきたのは初めてですが、孤独感などなく、むしろ大家族の中にいるような気がしています。
世界は個別のグループの集合ではなく、個々の人間が集まってできているのです。そしてその個々の人間は互いに祖先において密接な関係にあるのですから、民族差別などはあってはならないのです。人間の歴史は人種とか部族ではなく、個人の歴史のつながりなのであって、それをひとつひとつグループ分けして語ることに私は賛成できません。人間をグループ分けする事が争いや紛争を巻き起こす原因になるのです。
【著者 ブライアン・サイクス】
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日本人の95%は、ジニアとマイラッチミをのぞく九人の母を持つことが確認されている(2001年10月現在)
Q:なぜミトコンドリアDNAに名前を?
A(サイクス教授):
本文中私はミトコンドリアDNAをイヴと言っています。彼女たちは理論上の人ではなく、実在した女性であるということを強調したかったのです。ひとりひとり生きた人間で名前を持った個人であったことを伝えたかったのです。
学術的記号のアルファベットを頭文字にし、名前の持つ意味を大切にして子供に名前をつける父親の気持ちになって考えました。
(U)アースラ: 雌熊(ラテン語)4万5千年前
(X)ジニア: おもてなし、WELCOME、温かく受け入れる(ギリシャ語)2万5千年前
(H)ヘレナ: 光(ギリシャ語)2万年前
(V)ヴェルダ: 女王(スカンジナビアでよく見られる名)1万7千年前
(T)タラ: ごつごつした、岩の上(アイルランド ゲール語)1万7千年前
(K)カトリン: ピュア、純粋(ギリシャ語)1万5千年前
(J)ジャスミン:花の名(中東 ペルシャ語)
今回の来日の目的のひとつがこの日本人の9タイプの命名でした。これもヨーロッパの場合と同じく学術記号のアルファベットを頭文字にしています。
(E)恵美子:祝福、恵みのある、美しい子
(今回9つのうち少なくともひとつにはおおかたの日本人女性がもつ「子」の字をつけたいと思っていました)
(Y)由美: 理由、基づく、起源、もしくは熟語扱いで自由、一族
(N)寧々: 安らか、穏やか、無事である、静める
(C)千恵: 千の恵み
(A)愛: LOVE、慈しむ、大切にする
(S)幸: 幸せ、平和
(F)フフェ:中国の神話上のプリンセス
(G)ガイヤ:ホールワールド、世界中
(I)イナ
人類の祖先である彼女達に名前を付けられることにある種の権威を感じます。私は女性はみな女神だと思っています。主の精神を持っているのが女性で、その精神が遺伝で子孫に伝えられていくのだと感じています。
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